武田信玄は川中島で天文22年(1953)から永禄7年(1564)までの12年間に、5回にわたり上杉謙信と戦いました。この時信玄は躑躅が崎からどのように川中島に向かったのでしょうか、この武田軍が進軍した道をたどる、というのが今回の「信玄・川中島への道」のテーマです。しかしその道筋はあまり定かではありません、棒道、大門街道から千曲川沿いにという説もありますが、佐久経由であったという説もあります。今回はその企画が棒道を通して歩いてみようというところから始まっていることもあり、棒道説で行くことにします。しかし棒道についてもどこからどこまでが棒道なのか、どこを通っていたのか諸説あります。ということは独断と偏見でコースを決めても、誰もそれを間違いだと断言することはできない、ということでしょうね。そこで今回は若神子から大門街道の入口芹ケ沢までを棒道だと考えます。
まず躑躅が崎から日野春までは御嶽道、逸見路などをたどりつつ、武田家ゆかりの地などを訪れながら約50Kmを3回で歩きます。
次はいよいよ棒道、若神子から芹ケ沢まで、観音像や道祖神などを見ながらの約45Kmを3回で歩きます。(実際のスタートは日野春駅になります)
芹ケ沢の先は大門峠越え、歩道がなく車の多い国道152号線を如何に回避するかがポイント、しっかり探し出しましたよ。長久保宿で中山道と交差し、上田宿の手前、大屋で北国街道に至る約45Kmの大門街道を3回で歩きます。
大屋の先が悩むところ、千曲川沿いすなわち北国街道を大きく西に迂回して行くか、またはほぼ真っ直ぐに地蔵峠を越えて行くか、今回はコースとしての面白さを重視して、地蔵峠越え、八幡原史跡公園(川中島)までの約35Kmを2回で歩くことにします。第10回、11回は別所温泉で一泊、最終日はちょっとだけ時間に余裕を持たせ松代の街を散策しましょう。
実行メンバー7名が地図と格闘し、地元の通行人やお店で聞きまわり、現地での下見を繰り返して見つけた魅力的な道がいっぱいです、皆さんの参加をお待ちします。
■実施日程
2013年
第1回 2月18日(月) 甲府駅~塩崎駅(詳細) 報告
第2回 3月11日(月) JR塩崎駅~JR韮崎駅(詳細)報告
第3回 4月15日(月) JR韮崎駅~JR日野春駅(詳細)報告1・報告2
第4回 5月13日(月) JR日野春駅~JR甲斐小泉(詳細)報告1・報告2
第5回 6月10日(月) JR甲斐小泉~八ヶ岳美術館(詳細)報告1・報告2
第6回 7月8日(月) 八ヶ岳美術館~湯川(詳細)報告
第7回 8月26日(月) 湯川~大門峠(詳細)報告1・報告2
第8回 9月9日(月) 大門峠~入大門(詳細)報告1・報告2
第9回 10月14日(月) 入大門~武石温泉(詳細)報告1・報告2
番外編 10月25日(金) 海野宿真田氏館跡(詳細)台風接近のため中止
第10回 11月18日(月) 真田氏館跡~新地蔵峠(詳細)報告
第11回 11月19日(火) 地蔵峠~川中島(詳細)報告