北山野道を歩く(第2回) ~小松の里~

開催日:2023年5月22日(月)

山梨には甲斐九筋と呼ばれる酒折を起点とする九本の古道がありますが、一方で江戸時代の甲斐の国の行政区画には三郡九筋と呼ばれる地域区分があり(山梨郡・八代郡・巨摩郡、栗原筋・万力筋・大石和筋・小石和筋・中郡筋・北山筋・逸見筋・武川筋・西郡筋)甲府市北部一帯は北山筋と呼ばれていました。このあたりが山梨郡北山筋と巨摩郡北山筋に属していたことによります。北山筋の山すそには古くからの歴史・文化が多く残されており、四季折々の植物や虫たちとの出会いが楽しめます。この北山筋の野の道という意味で北山野道と名付けられたルートは表門(うわと)の里、板垣の里、小松の里、志摩の里の四つの里から成っていて、途中での寄り道の仕方で変わりますが、概ね 35Kmのコースです、これを 3 回に分けて歩きます。(東の一部は山梨郡万力筋) 第 2 回目は小松の里です。北山野道では中央線より北側の小松、塚原、上下積翠寺、古 府中、岩窪などの相川扇状地を中心とした一帯の地域を小松の里と呼んでいます。この小松の里の歴史は武田信虎が躑躅ヶ崎に館をかまえてから三代にわたって甲斐の国を治めた時代が中心です。信虎にゆかりのある興因寺、謎の多い白山神社、晴信(信玄)が産湯をつかったといわれる積翠寺、信虎の父信縄の菩提寺恵運院などの見どころがあります。
甲府城跡と武田氏館跡との間には武田氏ゆかりの寺院や遺跡などが数多くありますが、これらは皆さん何度も訪れていると思われますので今回はパスし、武田氏館跡より北側の地域を中心に自然と歴史を訪ねます。
・コース:武田氏館跡歴史館(トイレ)→竜ヶ池→若宮八幡神社→興因寺→白山神社→積翠寺→要害城跡駐車場付近(昼食、トイレ)→要害城跡→恵運院→古府中1号公園(トイレ)→武田氏館跡(トイレ)
コースマップ」「グーグルマップ
・距 離:約 10Km
・集 合:武田氏館跡歴史館(武田神社前)10時20分 
 公共交通機関(推奨)を利用する場合は
 上り 小淵沢発 8:48 甲府着 9:32 下り 山梨市発 9:23 甲府着 9:37
 で甲府駅北口2番乗り場より10:00発の武田神社行きに乗ってください
・解 散:武田氏館跡 15:00 頃
・参加費:会員 300 円 一般 500 円
・持ち物:弁当・飲み物・雨具・マスク・ウオーキングダイアリ(会員のみ)・保険証・その他
・担当者:大嶋 俊壽(080-2044-4766) 小塚敏夫
・その他:自家用車で現地集合の場合の駐車場等は自己責任でお願いします。
 要害城跡の主郭(山頂)までは急な登りが続き、かなりきついで無理をせず雰囲気を感じる程度にとどめたいと思います。

印刷用ファイル