都留市の水力発電今昔物語

開催日:2022年5月23日(月)

都留市は江戸時代将軍用のお茶を夏のあいだ保存した勝山城の城下町であると同時に桂川に沿って広がる水力発電の町でもあります。市内には上流から、鹿留発電所(1914年運用開始)・谷村発電所(1920年運用開始)・川茂発電所(1924年運用開始)そして日本最古の駒橋発電所(1907年運用開始)の取水口や水路橋があります。明治・大正期に造られた発電所の取水口や水路は石造りで重厚感溢れレトロな雰囲気をも醸し出しています。また、町中を水量豊富に流れる家中川は江戸時代初期の1639年建設、飲料水・灌漑用水として市民の生活に密着し古くから利用されてきたのですが、近年発電の動力源としても注目され小水力発電所:元気くん1号(2006年)・2号(2010年)・3号(2012年)が建設され話題を集めています。
この新旧の発電設備を上流から順にたどり、水の町:都留市の水力発電の今昔を見て歩きましょう。

・コース:十日市場駅→田原の滝→鍛冶屋坂水路橋→城南橋→城南公園(昼食・トイレ)→家中川小水力発電所→谷村発電所→赤坂駅(トイレ)→川茂発電所→落合水路橋→禾生駅(トイレ)
[コースマップ]
・距 離:約13km(希望者は8km地点の赤坂駅でウォークを終了することが出来ます。)
・集 合:富士急行線十日市場駅 10:30
小淵沢8:01→長坂8:09→穴山8:19→韮崎8:27→甲府8:54→大月10:01→十日市場10:24
・解 散:富士急行線禾生駅 15:00
禾生15:05→大月15:43→甲府16:50→韮崎17:03→穴山17:10→長坂17:21→小淵沢17:29
・参加費:会員300円 一般500円
・持ち物:弁当、飲み物、雨具、マスク、ウォーキングダイアリー(会員のみ)、保険証、その他
・担当者:小澤 久(070-4219-7394)、村松光比古(090-6526-6737)
・その他:集合場所の十日市場駅にはトイレがなく、昼食場所までトイレがありません。大月駅での乗り換え時間待ち(20分)の間にトイレを済ませておくことをおすすめします。
若干の急な上り下りはありますが、おおまかには標高差110m程をゆるやかに下るコースで、距離の割には厳しくないウォークです。なお、降水確率50%以上が予想される場合は中止します。
【田原の滝】
都留市の上谷地区と東桂地区を結ぶ橋から見ることができるのが「名勝 田原の滝」です。富士山から流れ出した溶岩が作り出す地形により、清流桂川の豊かな水が複数の滝となって流れ落ちる様は圧巻であり、霊峰富士との繋がりを感じる渓谷美となっています。かつて、谷村の地に滞在した松尾芭蕉が『勢ひあり 氷消えては 瀧津魚』と詠んだ「名勝 田原の滝」。富士の雪どけで増水した桂川の清流に、踊る魚とともに春の訪れを喜ぶ心情を句に詠んだ景勝地とされていて、滝を正面に望む場所に句碑と句を詠む芭蕉の石像が建てられています。最近では、富士急行線の列車との四季折々のコントラストが、鉄道写真愛好家のフォトスポットとしても有名です。
【鍛冶屋坂水路橋】
地元では通称「ピーヤ」(桟橋の意味)と呼ばれ、「桂川電力」によって建設され大正9年に完成したとされる。「桂川電力」は現在は「東京電力」となっている。桂川水系の水路は源流山中湖から上野原の「松留発電所」まで続いている。明治から昭和初期にかけて8箇所の発電所が建設されたが、現在すべての発電所が稼働し、重要な電力供給源となっている。
「ピーヤ」は「鹿留発電所」から「谷村発電所」の間の水路の水路橋となっている。(現地説明板より)
【駒橋発電所 落合水路橋】
駒橋発電所で水力発電に使う発電用水を供給するための水路橋として、1907(明治40年)東京電灯株式会社(現東京電力株式会社)により建設されました。朝日川の河床を3連アーチで越え、さらに東側には小さな4つのアーチを設けています。素朴な外観ではありますが、発電水路用煉瓦アーチとしては大規模な構造物であり、1997年(平成9年)年9月には登録有形文化財として登録されました。(登録番号:19-0015)
<寸法・構造> 延長56m 幅8.5m 支間長(最大)7.9m 煉瓦アーチ造(現地説明版より転載)
【都留市小水力発電所】
家中川小水力発電所「元気くん」は、発電した電気を都留市役所庁舎の電力として使用(平成29年度の総発電量の約85%を庁舎で使用)する自家消費をメインとした発電施設です。夜間や休日等の市役所が軽負荷のときの余剰電力を固定価格買取制度により売電しています。
都留市ホームページより

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