八ヶ岳歩こう会例会案内 2019.4.5掲載

鏝絵巡りシリーズ第5回

原村中新田地区の鏝絵巡り

八ヶ岳連峰から西になだらかに傾斜する原村は、標高1,000mを中心として森林と農用地が多くを占め、農業を中心とした自然豊かな村です。東には八ヶ岳、北に蓼科山、北西に諏訪湖、そのはるか向こうは北アルプス、南には南アルプスを望み、村のどこにいても四季折々の素晴らしい景観を体感できます。
村民が昔から高冷地での農業に苦労し、米倉として大切にしてきた土蔵。その土蔵には左官職人が漆喰を使って、立体的に描いた浮彫の模様「鏝絵」が目を惹きます。以前は競うように蔵を建て、鏝絵を施していました。
原村では1棟の土蔵に何カ所にもわたり鏝絵が施されている例が多く見られます。制作年代は明治時代初期頃が一番古く、平成に入ってから新築した土蔵は、お金も心のゆとりもある時代の豪華さがうかがわれます。丑鼻と呼ばれる2尺から2尺1寸の丸い台座に施す鏝絵は、大黒や恵比寿などの縁起物が多く、ほかには家紋・文字・屋号などがあり、同じ絵柄でも左官職人の個性が出て、見比べるのも楽しいものです。
緑と光あふれる高原の風をたのしみながら、宝さがしの気分で原村の鏝絵を巡ってみませんか。

・開催日 2019年5月22日(水)

・コース すずらんの里駅(トイレ) → ファミリーマート(トイレ) → 神勅不動尊 → 鏝絵6件 → 薬師堂 → 鏝絵1件 → JA(トイレ) → 鏝絵5件 → 津島神社 → 鏝絵5件 → 道祖神場 → 鏝絵3件 → 深叢寺(昼食・トイレ) → 鏝絵12件 → JA(トイレ) → ファミリーマート(トイレ) → すずらんの里駅
[コースマップ][Googleマップ]
・距 離 約15km
・集 合 すずらんの里駅 9時30分
(甲府8:16→韮崎8:29→穴山8:36→長坂8:55→小淵沢9:02→すずらんの里9:14)
・解 散 すずらんの里駅
・参加費 会員 300円 一般 500円
・持ち物 昼食 飲み物 雨具 ウォーキングダイアリー(会員のみ) 保険証等
・担当者 小澤 久  大嶋俊壽
・その他 原村教育委員会で作成した鏝絵巡りのガイドブック
「原村の土蔵を彩る鏝絵 ーてくてく散歩で心うきうきー」
を原村役場で無料でもらうことが出来ます。今回、このガイドブックを参考にしました。

津島社の大藤(つしましゃのおおふじ)
目通り幹囲 2.4m 推定樹齢 300年余
原村指定天然記念物(1972年4月1日指定)
社殿の横。幹と化した蔓の形状が面白い。
根元付近で3幹に分かれたサワラの根元から立ち上がっているのだが、地上5mほどの高さで、隣のスギに乗り換え、フジの大半はスギに巻き付いている。スギにしてみれば迷惑な話だ。
当地では古くから親しまれてきたフジのようで、中新田の開発当時(1610年頃)からここにあったという伝承もあるらしい。(巻き付いたサワラやスギの大きさから見て、そんなに樹齢があるとは思えないのだが…)
なお、境内には円形の回り舞台を持つ建物があり、原村指定有形民俗文化財。
その近くにはシナノキの巨木も立っている。
http://www.hitozato→kyoboku.com/tsushimajinja→fuji.htmより

深叢寺(シンソウジ 臨済宗妙心寺派)
高島藩主諏訪頼水より、原村新田(現原村中新田)は1610年、開拓村として正規に承認された。そのわずか8年後1618年に寺が開創され、当時は「福寿山新相寺」と号した。村人はこぞって檀徒となり、総檀徒をもって開基とした。
開山となったのは賢道智弘和尚は、武田信玄ゆかりの寺「恵林寺」の住持快川紹喜(大通智勝国師)に学んだとされる僧で、1642年「甲州街道を北に越へんとこの岳麓の地を通過し、一宿を乞ふて泊するや知縁を得、錫を止める」ことになったという。
賢道が入住して間もなくのこと、二代藩主諏訪忠恒が鷹狩のあとにこの寺に立ち寄り、寺が御射山社の地ににあることと、四方草むらであることから「御射山 深叢寺」と改称した。また、寺維持のための寺尾根一帯の土地と開拓費用を寄進し、諏訪藩の紋章を寺紋とすることを許された。以来深叢寺は諏訪忠恒を中興開基とし、現在に至る。
銅葺きの鐘楼門が出迎える参道にはコヒガンザクラの大木が並び、見事な花を咲かせます。桜が咲き始める頃に、池の水芭蕉も見ごろとなります。桜の開花中はライトアップもされています。
境内にある十三仏は正面に宝楼閣、裏面に隷書の文字、十三仏像は台石の三面に不動明王・釈迦如来・文殊菩薩・普賢菩薩・弥勒菩薩・薬師如来・観世音菩薩・勢至菩薩・阿弥陀如来・阿閃如来・大日如来・虚空菩薩の十二体を刻み、台上に地蔵菩薩をのせて十三仏としています。(村指定有形文化財)
石仏「弁財天」も村指定有形文化財です。     https://www.vill.hara.lg.jp/docs/832.html