八ヶ岳歩こう会例会案内 2018.6.21掲載

古道・市川道ウォーク[敷島からの道、ルート]

第1回・(八幡神社より名取)甲斐市島上条・大下条・名取

山梨県には、歴史の古道が多く残っています。そのうちの一つである古道・市川道があります。市川大門へ終結する道筋は幾本もあり総称して古道・市川道だと言われています。
第1回は、昔は、御嶽道に穂坂路が交わる交通の要衝であった市川道[敷島からの道]の起点であった八幡神社をスタートになります。スタート地点の旧敷島町は、甲府市の郊外として大型商業施設が次々オープンして発展した町だと言われています。そんな中、少し奥にはいると古い街並みが見かけます。新旧混在した活気のある町です。古道の風情が色濃く残るルートを探しながら、楽しいウォークにしていきたいと思います。

・開催日 2018年12月12日(水)

・コース 竜王駅(トイレ) → 島上条薬師如来像 → 旧御嶽道 → 慈徳院(トイレ) → 御嶽塚 → 八幡神社 → 旧市川道 → 笠屋神社 → 袖する橋 → スーパー・アマノパーク(昼食・トイレ) → 道標 → 名取交差点 → 松尾神社 → 竜王駅南口(トイレ)
[コースマップ][Googleマップ]
・距 離 約10KM
・集 合 JR竜王駅北口 9:40 竜王駅着 上り9:32  下り9:38
・解 散 JR竜王駅 14:00頃
・参加費 会員 300円 一般 500円
・持ち物 弁当・飲み物・雨具・ウォーキングダイアリー・保険証・その他
・担当者 田中哲夫 村松光比古
・その他 〇市川道・袖すり橋について
若い男女の逢瀬の場所でした。ここには市川男と御嶽女と言う伝説が残っています。市川の若者が御岳・金桜神社参拝の際に美しい娘と出会いました。直ぐに二人は恋に落ちて毎晩逢瀬を重ねるようになりました。時が過ぎ、色々とありまして男は娘に愛想をつかし逃げ出してしまいました。娘がそれを悲しんで、近くの荒川に身を投げました。大変悲しい話です。二人が逢っていた場所が(袖すり橋)だと言われています。
〇古道・市川道へ辿るルートについて
1. 石和からの道 ②八代からの道 ③芦川沿いの道 ④西郡からの道 ⑤敷島からの道
〇敷島からの道について
釜無川の左岸を南下する市川道は、釜無川や荒川の暴威のために、信玄が現れない以前の状況を知ることができていないです。武田・徳川両氏の治水事業後は、二つの川の間を縦貫する要路として、商用や代官所への往来、あるいは神社参拝などに広く利用されたことは間違いないです。そして、名取では甲州街道と榎では高尾街道と交差し布施に至って河内路に合流していることは中部における交通網の重要な役割を担ったと思われます。
敷島からの道より市川大門に至るコースについては、島上条・大下条(旧敷島町)〜名取・富竹新田・榎・田中(旧竜王町)・築地・新居・飯喰・河西(昭和町)〜布施・大和田(旧田富)〜笛吹川を渡る上野(旧三珠町)へ至り石和、八代からの道に接続します。
参考 山梨県教育委員会・文化課 市川道