八ヶ岳歩こう会例会案内 2018.5.20掲載

甲府城と城下町巡りウォーク

甲府城は、つい最近までに・鉄門(くろがねもん)・鍛冶曲輪門・内松陰門・稲荷曲輪門・稲荷櫓等、絵図面に古写真等に基づいて次々と復元されてきました。又、17mの高い石垣は、関東では最も高いクラスの石垣として整備されてきています。城のシンボルである天守閣がないのが残念ですが、少しづつですが城の姿になってきています。城下町においては、柳沢吉保・吉里親子の甲斐甲府城主時代は積極的に再整備につとめ、江戸文化にも力を入れて城下町が最も繁栄したと言われています。ながい歴史の中で昔の城下町の面影を求めてのウォーキングになります。猛暑の中、こまめに水分補給及び休憩をとりながら互いに十分に注意しなが実施していきます。

・開催日 2018年8月22日(水)

・コース 信玄公像前(トイレ) → 甲府城(トイレ) → 県防災新館・石垣展示室(地下1F) → 県庁別館(山梨近代人物館) → よっちゃぱれ広場(昼食・トイレ) → 横金習大神宮 → 教安寺 → 長禅寺 → 甲府駅南口(トイレ)
状況により、コースが変更になることもあります。
[コースマップ][Googleマップ]
・距 離 約10KM
・集 合 JR甲府駅南口、信玄公像前 時間 10:00
上り 小淵沢駅8:58 → 甲府駅9:37 下り 大月駅8:50 → 甲府駅9:46
下り 鰍沢口駅9:13 → 甲府駅9:55
・解 散 14:00頃
・参加費 会員 300円 一般 500円
・持ち物 弁当・飲み物・雨具・保険証・その他
昼食はセレオ甲府(5F・レストラン街)においても食事ができます。
飲み物通常より多めに用意願います。
・担当者 田中哲夫
・その他 柳沢吉保(万治元年・1658 → 正徳4年・1714)柳沢家家紋 花菱
徳川綱吉が5代将軍となり吉保は、元禄元年(1688)将軍の側用人に就任1万2千石に加増されて大名になる。
元禄3年(1690)に7万2千石、川越藩主になる。宝永元年(1704)から享保9年(1724)までに15万石・甲府藩主となるが、老中職であったため甲府えは赴かず、江戸詰めであった。宝永6年、将軍綱吉が死去に伴い家督を義里に譲り引退。正徳4年(1717)57歳で死去、夫人共に甲州市、信玄公と縁が深い恵林寺に眠る。
吉保は将軍綱吉の側近として活躍し、綱吉の生類憐みの令などにより悪者として伝えられたが、甲斐国においては甲州柳沢の地が祖先出生の地であることから、善政を行っている。甲府城に領国甲府城下町の再整備などを行い甲府の最盛期と言われる時期をつくるななど、多くの業績をあげた。吉保・吉里は、親子二代にわたり善政を敷いたが 吉里は、享保9年(1724)大和郡山へ転封となる。出立の日には、多くの見送りを受けたという。
柳沢吉保は、甲府城藩主になった時点で事実上 武田家の復活がなったと思います。吉保の人物像に甲府城との結びつき等は余り知られていないです。甲府城ボランティアガイドの活動を通じて、史実に基づいて広めていきたいと思います。
・県庁(別館)、昭和5年に建設(現存する昭和初期の貴重な公共施設)、同時期に建設された県議会議事堂共に2009年に県有形文化財に指定されました。
余計な話になりますが、(高倉健は旧帝国陸軍将校の軍服姿で、今にも颯爽と現れてきそうな雰囲気のある別館・正面玄関です。)
レトロな昭和初期の県庁別館の建物が、昔、映画に出てきた旧陸軍参謀本部の建物に似ています。県庁別館の建物は、これからも大事にしていきたいと思います。