八ヶ岳歩こう会例会案内 2018.1.9掲載

城跡及び館跡巡りウォークシリーズ・第4回

甲斐笹城跡巡りウォーク

[詳細不明の幻の城跡](南アルプス市平岡)
第4回のウォークは、櫛形山麓の北のはずれの平岡集落周辺になります。
静かな佇まいの平岡の集落を抜けて、穏やかな登り道を暫くして過ぎると深沢川の深い崖が迫った尾根に辿りつきます。尾根の東端には、ヤシャブシの大木が目の前に迫ってきます。隣には少し開けた広場が笹城跡になります。近くには祠が寂しそうに佇んでいます。笹城に関する資料が少なく」、地元の長老に尋ねると城跡があることだけを教えてくれましたが、あとは多くは語ってくれなかったです。
平岡集落近くには、伝嗣院(でんしいん)が甲府盆地を一望できる丘陵上に立地しています。仁王門をくぐると富士山を背景に苔むした石仏が数多く並び、このうち旅支度を背負った像は(富士見西行さん)と呼ばれて親しまれています。また境内には、ソメイヨシノの古木が24本が枝を広げていて満開時の姿がそれは見事です。

・開催日 2018年4月18日(水)

・コース ほたるみ館(トイレ) → 笹城跡 → 伝嗣院(昼食・トイレ) → 上宮地伝嗣院の石造大日如来座像 → じんざん橋 → ほたるみ館(トイレ)
[コースマップ][Googleマップ]
・距 離 約9KM
・集 合 10:00 アヤメの里活性化施設(ほたるみ館)駐車場【地図
南アルプス市平岡1210-1 Tel:055-284-7180
・解 散 ほたるみ館 15:00頃
・参加費 会員 300円 一般 500円
・持ち物 弁当・飲み物・雨具・ウォーキングダイアリー・保険証・その他
・担当者 田中哲夫 木地勝男
・その他 甲斐笹城跡 (甲斐国志)では、平岡ノ古趾として記され(三ッ角判官?ナル者居跡)であったとする伝承を記している。さらに笹城東には(本城)が存在していたという。今の笹城跡は、尾根先にある曲輪の西背後堀切が一条設けているだけです。詳細は不明です。笹城の性格、集落に距離的に近い後背地に築かれ、単純な単郭(たんくるわ)構造の山城であることで、戦国大名あるいは国人などといった権力による領国経営や領土拡大にかかわる軍事的な戦略のために築かれた城郭ではないかと考えられます。又一説によると、永正年間の大井氏と信虎の抗争時に各集落の人々が戦禍から身を守るために構築したものと考えられる。
以前より、平岡集落周辺の土地は、他の集落より肥えていて(お米等が収穫できた)豊かな集落であったと言われている。(地元の長老の話)
山城(660M)城主三ッ角判官だと言われています?
参考資料・城郭放浪記
・上宮地伝嗣院の石造大日如来座像 伝嗣院の旧寺領地にあり御幸道の脇に富士山に向いて建てられている。