八ヶ岳歩こう会例会案内 2017.11.08掲載

城跡及び館跡巡りウォークシリーズ・第1回

金丸氏館跡巡りウォーク

武田家重臣、金丸氏の館跡・悲劇の武将土屋惣蔵の墓(南アルプス市徳永)
甲府盆地の西の端に位置します、櫛形山及び甘利山の麓には城跡及び館跡が幾件も見ることができます。道中では、城跡及び館跡には土塁に石垣・掘・曲輪・虎口等の跡が僅かに残っている位です。又、ながく手入れがされていないためか標識がないと見逃して通り過ぎて行きそうな麓にあります。
シリーズにおいては、櫛形山及び甘利山の麓には城跡が存在していたのか知って頂くだけで有り難いです。
第1回は、武田家最後の忠臣、金丸氏一族の館跡巡りウォークになります。金丸氏は、代々武田家に仕える家柄で現在の長盛院の地に館を築きました。御勅使川扇状地東端の位置に立地しています。東側は釜無川が浸食した崖が南北に走っており、西側には土塁と空掘が僅かに残っている位です。近くには、最後まで武田勝頼公に忠義を尽くした土屋惣蔵の墓が静かに佇んでいます。

・開催日 2018年1月17日(水)

・コース ハッピーパーク(トイレ) ~ 七面堂・スーパーオギノ八田(トイレ) ~ 上高砂堤防松並木 ~ 道標 ~ ふるさと伝承館(昼食・トイレ) ~ 土屋惣蔵の墓 ~ 金丸氏館跡(長盛院)(トイレ) ~ 八ッピーパーク(トイレ)
[コースマップ][Googleマップ]
・距 離 約9KM
・集 合 10:00 ハッピーパーク(駐車場) 【地図
(住所南アルプス市徳永410・TEL 055-285-2088)
・解 散 ハッピーパーク 15:00頃
・参加費 会員 300円 一般 500円
・持ち物 お弁当・飲み物・雨具・ウォーキングダイアリー・保険証・その他
・担当者 田中哲夫 木地勝男
・その他 【金丸氏館】築年代は、はっきりしてないそうです。金丸氏は甲斐武田氏14代武田信重の子光重を祖となるそうです。現在の南アルプス市徳永周辺を治めていた武田家の重臣と言われています。館跡は、長盛院境内一帯であったそうです。武田家が滅亡すると、金丸氏の館も兵火にかかって焼失し館の歴史に幕を閉じてしまいます。館主、金丸氏、・築年代 16世紀?・標高15M
【土屋惣蔵昌恒】金丸筑前虎義の五男として生まれました。惣蔵は成長の後、駿河の武将・土屋筑前守の養子となり土屋姓を名乗ることになります。惣蔵は、信玄公病没後、家督を継いだ勝頼公の側近となります。勝頼公が織田軍に田野の地の追われた時、勝頼公に従った武将は惣蔵をはじめ僅か数人だったと言われています。天目山で最後まで勝頼公守り抜いた惣蔵の姿は、武田家最後の忠臣として今も語り継がれています。又、片手千人斬りの伝説も残しています。惣蔵の子、土屋忠直は徳川家康公に仕えて、江戸時代には上総国久留里藩2万石の大名になっています。
(夏草や兵どもの夢のあと) 参考資料 南アルプス市教育委員会・山梨の古城