八ヶ岳歩こう会例会案内 2016・12・18掲載

御幸(おみゆき)路ウォーク(3)

(笛吹市春日居町)

お椀を臥せたような優しい姿の兜山をのぞみながら、淡ピンク色に染まった桃畑を潜りながらの史蹟巡りのウォーキングになります。

・開催日 2017年3月22日(水)

・コース JR春日居町駅前(トイレ) → 賀茂春日神社 → 長慶寺(笛吹権三郎のお墓) → さくら温泉通り・子酉川(お昼食事) → [高倉宮・大中院・甲斐奈神社(守ノ宮明神)(トイレ)] → [国府遺跡・寺本木造地蔵菩薩・寺本廃寺跡・山王神社・塔心礎] → 郷土資料館(トイレ) → JR春日居町駅(トイレ)
[コースマップ][Googleマップ]
・距 離 約11KM
・集 合 JR春日居町駅前 10:00
下り(塩山駅 9:38~春日居町駅 9:48)
上り(小淵沢駅 8:58~穴山駅 9:16~甲府駅 9:38~春日居町駅 9:49)
・解 散 JR春日居町駅前  時間 15:00頃
下り(春日居町駅 15:31~穴山駅 16:04~小淵沢駅 16:22~松本駅)
上り(春日居町駅 15:24~塩山駅 15:33~大月駅)
・参加費 会員 300円  一般 500円
・持ち物 お弁当・飲み物・雨具・ウォーキングダイアリー・保険証・その他
・担 当 田中哲夫
・その他 [国府について]
「コクフ」または「コクブ」ともいいます。奈良時代から平安時代に令制国の国司が政務を執る施設(国庁)が諸国に置かれた政庁です。現在の県庁にあたります。
[国府の変遷について]平安時代中期につくられた百科辞典である「和名類聚抄」には「国府在八代郡」と明記されており、地名などから御坂町の国衙(コクガ)の地が比定されました。しかし、初期の国府は、白鳳時代の寺院である寺本廃寺・守宮明神等が残る春日居町国府(コウ)にあったといわれています。また一宮東原・金田付近も有力な比定地の一つです。一方では、春日居町国府から一宮の国分(コクブ)に移転し、さらに922年(延喜22年)以降に、御坂町国衙に移転してきたとする三点説があります。しかし、春日居町国府から御坂町国衙に移転してきたとする二点説等もあります。実証できるものは発掘されていないために、いまだに明確になっていないそうです。
[寺本廃寺]
およそ1300年前の白鳳時代(680年頃)に建立されたといわれている県内最古の寺院跡です。古代、朝廷権力の及んだ国府寺、または地方豪族の氏寺等の説があります。発掘調査により、三重の塔の基壇・金堂跡・講堂跡・南門及び中門等、130メートル四方の伽藍配置が確認されており、今のところ三重塔を支えていた心柱の礎石が見ることができます。地域一帯は古代甲斐国の政治の中心として栄えていたものと考えられます。(参考資料・山梨県歴史散歩)