八ヶ岳の民話を歩く 〜長坂の巻き〜

狐火ウォ−ク

               (きつねっぴ)                    2003.10.25(土)

今回のウォ−クは、昔町添(まちぞえ)辺りによくでたという「狐火」の道を辿って歩きました。この辺りの古老に聞くと皆異口同音に「そりゃあ、昔はよくでたなぁ」とか「婆さんからよく聞かされたわ」とかおっしゃいます。長坂の駅前がまだ「狐山」と呼ばれ、森が深く夜が暗かった頃のお話です。

途中、長坂町長のお宅へお邪魔しました。町長はご不在でしたが、奥様がにこにこと出てきてくれました。奥様も八ヶ岳歩こう会の会員なのです。次回は町長ご夫妻にもお面を着けて歩いて頂こうと思います(~_~;)

 


長坂駅前に続々と狐が集まってまいりました(~_~;)
今日は、狐のお面をかぶって歩きます。本当は提灯を下げて「ナイトウォーク」にしようと考えたのですが、初回からそれではあまりに無謀(~_~;)だという声があり、やめました。残念(T_T)

毎年続けて歩き、コ−ス周辺の方々に認知してもらってからやることにします。

稲荷神社にお参りしてから出発です。
「○○さんの家の前を通って」「○○さんの家の方へ」という狐火の通ったコ−スが記録されているのですが、その詳しい道と写真は割愛させて頂きます。ご迷惑がかかってはいけません。

どうしても知りたい方は、また来年、一緒に歩きましょう。

ここは清光寺の裏道。記録では狐火は「道づたいに清光寺山の方へ提灯を点滅しながら遠ざかっていき、やがて林の中に消え去った」とあります。
清光寺で記念写真。狐火を辿るコ−スはこれでおしまい。

これから長坂の町にかえり「おいでや」というところで、お話しの会を致します。


●コ−ス途中でであった面白いモノ 〜その1〜

これは建岡神社の階段です。ながぁ〜い階段のとある1段だけを真上から撮ってみました。

よ〜くみると石が凸凹していて、なんとなく3つの出っ張りが一列に並んでいるような気がします。

よ〜く目を凝らしてご覧下さい。

これはオリオンの三ツ星を模しています。魔よけなのだそうです。

今度建岡神社に行ったら探してくださいね。このような三ツ星が2箇所探せるはずです。

●コ−ス途中でであった面白いモノ 〜その2〜

建岡神社の長い階段の左端にある石碑をよ〜くみると、なんと今話題の「有栖川宮」のお名前が(~_~;) 「有栖川宮御祈願所」とありましたが・・・。

そういえば、昨日の「がんまるさんウォ−ク」で小淵沢の蔵通りを歩いた時、ある大きなお蔵さんの前で、地元の方が「この家にゃあ、大正天皇が避暑に来ていた」とおっしゃった\(◎o◎)/!

高貴な方々とこのあたりは何か関係があるのかなぁ・・・。

●コ−ス途中でであった面白いモノ 〜その3〜

これは「面白いモノ」ではありません。公園化されてきれいになった長坂湖で、なんとブラックバスを釣っているのであります。3名ほどいました。どなたもビクを持っていないところを見るとキャッチアンドリリ−スか。

山梨県内でブラックバスを放流していいところは河口湖、西湖、精進湖の3箇所だけです。う〜むむむ・・。


ゴ−ルとなった長坂町「おいでや」では、松村さんの「狐まいり」の朗読と、「長坂の昔話」という本に「狐の提灯」という題で「きつねっぴ」のことを紹介してくださっている「繁宮」さんのお話しを伺いました。繁宮さんはもう80歳を過ぎた方ですが活き活きと狐火の話をしてくださり、会場は大盛り上がりでした。
繁宮さんは、身を乗り出して熱弁。

心が温かくなるお話で、終ってもしばらく余韻が残りました。

子供時代の繁宮さんは、「何故狐が提灯を持っているのだろう」と疑問に思いました。何故灯りをつけなければ歩けないのか、狐は夜行性の動物で、灯りなんか持たなくても歩けるはずじゃないか、と思ったそうです。いろいろ考えていたら、あることを思い立ちました。ネコをコタツの中で(暗いところで)逆撫でしてみたそうです。するとネコの背中からはパチパチと静電気が起き、コタツの中は青白く光った、というのです。狐の尾っぽはフサフサと猫のようです。これが森や林のなかでこすれる時、静電気によって青白い光が起きて、「狐の提灯」になるのではないか、と推理したというのです。すごい子供ですね(^_^;)

ことの真実はともかく、思わずなるほどと頷きたくなる推理であります。この話を聴いたとき私は心の中で喝采をいたしました。いつまでもかくしゃくと、お元気な繁宮さん、これからも楽しい、そして貴重な体験談を次代に語り継いでいって欲しいと願います。

いつのまにか「おいでや」に町長がいらっしゃっておりました。

奥様から連絡が入ったのかもしれませんね。

繁宮さんのお話を聴いてくださったでしょうか、長坂には面白い民話が沢山伝わっています。近々「おいでや」で「コタツ DE 民話」という企画を実施する予定です。その折は是非聞きに来て下さい。

では、最後に繁宮さんを囲んで記念写真を。

あっ、狐の面をかぶればよかった・・・。


スペシャルサンクス:長坂町TMOの植村様。ご尽力により楽しいウォ−クとなりました。ありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。繁宮さま。体調のこともあまり伺わず、勝手なお願いをしてしまいました。おかげさまで皆大喜びでした。貴重なお話しを聞かせて頂いて大満足の一日となりました。これからもお元気でおすごし下さい。またお話しを伺いに参ります。

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