八ヶ岳歩こう会例会案内 2017.12.14掲載

城跡及び館跡巡りウォークシリーズ・第3回

須沢城跡巡りウォーク[高師冬終焉の城]

(南アルプス市大嵐)
降雪予報のため、延期(期日未定)いたします。
第3回のウォークは、甘利山麓の南端に流れる御勅使川流域の大嵐集落周辺になります。
須沢城跡は、大嵐集落を過ぎて暫く登りきった少し開けた場所になります。北側には峰々を背負って、南側には御勅使川の左岸の急な崖が迫っている天然の要害となっています。城跡の奥まった所には、善応寺があり歴史が古く鎌倉時代中頃には既にあったとのことで、本堂の西には国宝級の宝篋印塔が静かに佇んでいます。
城跡に辿りつく途中の大嵐集落周辺一帯には、早春を告げる梅の花が咲き誇ります。

・開催日 2018年3月21日(水)

・コース 市営白根乗馬福祉公園(トイレ) 〜 善応寺(大嵐のビャクシン) 〜 須沢城跡 〜 須沢橋(御勅使川・人が渡る専用橋) 〜 天笑閣(昼食・トイレ) 〜 源堰堤(土木遺産) 〜 石積出二番堤(国指定史跡) 〜 市営白根乗馬福祉公園(トイレ)
[コースマップ][Googleマップ]
・距 離 約10KM
・集 合 10:00 南アルプス市営白根乗馬福祉公園駐車場 【地図
(住所:南アルプス市塩前888)
(南アルプス街道〜県道20号線に突当り、源の信号を右折〜次の信号、芦安入口を左折〜次の塩沢入口信号を右折、300M位で、市営白根乗馬福祉公園の駐車場になります。安全運転でお願いします。塩沢入口信号で田中誘導します。)
・解 散 市営白根乗馬福祉公園 15:00頃
・参加費 会員 300円 一般 500円
・持ち物 弁当・飲み物・雨具・ウォーキングダイアリー・保険証・その他
・担当者 田中哲夫 木地勝男
・その他 須沢城跡 いつ頃築城されたか明快な資料がないとのことです。
市の教育委員会によって土塁とも見られていた塚状の土盛りの発掘調査が行われたが、人為的な盛り土である以外、時代や機能を示唆する資料は得られていないそうです。一方においては、城跡周辺からは中世磁器が採取されているそうです。城跡の近くの善応寺には、鎌倉時代から南北朝時代とされる宝篋印塔もあり、僅かながら南北朝時代の人々の営みを示す手がかりが得られているとのことです。
南北朝時代に起きた室町幕府においての権力闘争で、高師冬(こうのもろふゆ)は鎌倉公方を擁立して、相手方の上杉安顕を攻めるが形勢が不利となり須沢城へ落ちのびることになった。後に上杉の大軍(約6千)に攻められて自決したと言われています。高師冬は、何故須沢城に逃げてきたのか一説によると京の都に辿りつく脇街道が近くにあった為と言われています。資料によると、甲斐の国で唯一南北朝時代に登場する城であると言われています。
城主 逸見孫六入道?・山城 ・標高(180M位に位置) ・市指定史跡
参考資料 山梨の城(山日新聞社発行)