古道・青梅街道巡りウォーク(2) (春日居町駅〜東山梨駅)

・開催日 2020年9月16日(水)

第2回は、秩父街道(R-140号)に別れて、旧春日居町別田三差路を右に折れて人通りの少ない青梅街道に入ります。道端には、道祖神に祠が静かに佇んでいます。由緒ある神社仏閣を多く見ることができます。現在も旧街道の面影を色濃く残しています。この辺りは、東郡(ひがしごうり)と呼ばれて果樹地帯が広がっています。季節になると、[桃源郷]となり桃の花が一斉に咲き誇ります。
又、足元を見れば菜の花が一面に咲いて桃の花と菜の花とのコントラストが素晴らしい風景を眺めることになります。遠く前方には、頂きに雪を残している優しい姿の大菩薩嶺が見えてきます。アップダウンが少なく、歩き易いコースになっています。楽しいウォーキングになると思います。
尚、2019年10月30日(水)、朝日新聞・[歴史の道百選]に山梨県より青梅街道が選ばれました。選ばれた記念にあわせて、青梅街道をより頑張って楽しいウォーキングにして行きたいと思います。

・コース :JR春日居町駅(トイレ) → 別田の三差路 → 根津記念館 → 万力公園(昼食・トイレ) → 根津橋 → 山梨市駅 → 八日市場跡 → 東山梨駅(トイレ)
[コースマップ] [Googleマップ]
・距 離:約10km
・集 合:JR春日居町駅 足湯公園広場 10:10
下り 大月駅9:09→塩山駅9:38→山梨市駅9:44→春日居町駅9:47
上り 小淵沢駅8:58→穴山駅9:15→韮崎駅9:23→甲府駅9:37着 乗り換え 甲府駅9:51→春日居町駅10:01
・解 散 :JR東山梨駅 15:00頃
上り 東山梨駅15:09→大月駅15:41
下り 東山梨駅15:26→小淵沢駅16:22
・参加費:会員 300円 一般 500円
・持ち物:弁当・飲み物・雨具・ウォーキングダイアリー(会員のみ)・保険証・その他
・担当者: 田中哲夫 伊藤清
・その他 【参考資料】
・別田の3界万霊塔(道標) 秩父街道との分岐点にあり。高さ81cm。界の字半分から上が欠損。
正面 界萬霊等 右はきはら道 左やはたみち
 右 施主岩下伊藤文右門
・保泉寺 寺前の石造物群
 道標 年号がない、江戸時代のものと思われます。青梅街道と秩父街道の分岐点にあったことになるが、旧の所在地は不明です。
 右はきハら  観世音 かハうら  左やはた にしふ
・別田の道祖神 石積みの上に双体像及び丸石を置く。別田村の豪農 加賀美氏が奉納したもの。(天保七申年正月吉日 加賀美氏)
・地蔵院 (十一面観音菩薩)曹洞宗広厳院末 開基は茂手木七郎兵衛信定、本尊は京より持参した地蔵菩薩(現本尊)を胎内に蔵した不動明王で、永正十三年には、武田信虎が岩下越前守に命じて駿州伊勢退散の祈祷を行ったという。
・一行寺 (カヤの木)浄土宗知恩院末。当寺は他阿真教により一蓮寺と同時に創立されました。
・念仏寺(小川正子のお墓) 浄土真宗(東本願寺派)甲州に配流された良純法親王に良藥を献じたという。
・桑戸の道祖神(1) 径三十センチの丸石を祀る。台座銘(道祖神 宝暦十一年巳正月)
・桑戸の道祖神(2) 丸石を祀る。台座銘(猿田彦命 明治三十有四年一月再設還座)
・小川正子の生家 小島の春の作者。ハンセン病患者さんに生涯介護を尽くした人です。
・万力公園 万葉集にちなんだ(万葉の森)が広がる自然豊かな公園です。
・根津記念館(鉄道王)と称された根津嘉一郎の実家を復元・整備された大切な建物です。
・聖徳寺 臨済宗塩山向嶽寺末。武田信縄の牌子を祀る。境内に信縄の墓と伝える五輪塔があります。武田家17代信虎の父にあたる。
・根津橋 根津嘉一郎からの十五万円の私財寄付により、幅3.6m 全長90mの根津大橋は大正十二年四月に完成。この橋の架け橋により、当時の東山梨郡加納岩村と同郡万力村が結ばれ、日下部駅(現・山梨市駅)の利用を始め、地域の人々にとっては橋の開通により安全面を含め非常に便利になったと言われています。根津橋は平成四年に新しい橋に架け替えられ、初代根津橋の花崗岩で造られた高さ1.5mの親柱4基は、根津記念館と根津橋の袂付近にそれぞれが保存されています。
・法蔵寺 浄土宗京都知恩院末。山号大乗山、安田義定より寺城の寄進を得て一宇を建立。延命地蔵を本尊としたと言う。
・小原東のザクロ 県指定天然記念物 幹1.25メートル 樹高7.35メートル。
・西願寺 浄土真宗。六地蔵幢、境内にあり、市指定文化財(永禄二天己末六月日 本願徳月文公書記 為懺法供養僧十五人) ・八日市場跡 戦国時代から江戸時代にかけて市場が開かれていたという。貴重な文化財です。

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