八ヶ岳歩こう会例会案内 2016・10・18掲載

古道・西郡路巡りウォーク(4)(韮崎市)

西郡路シリーズ、今回は旧韮崎宿場町巡りで終着地になります。
大草辺りの田んぼ道をすぎて、船山橋を渡ると旧韮崎宿場町に辿り着きます。
昔、甲州街道に富士川船運で栄えた面影を残している旧宿場町です。昔の旅人の歩いた道を辿りながらのウォーキングになります。

・開催日 2016年12月9日(金)

・コース 韮崎駅(トイレ) ~道標(右、佐久みち・左、すわみち) ~窟(あな)観音・雲岸寺 ~ 小林一三翁生家跡 ~ 武田橋 ~ 福祉センター(トイレ) ~ 日本列島のへそ ~ 竜岡体育館(昼食・トイレ) ~ 船山橋 ~ 鰍沢横丁の碑・馬つなぎ石 ~ 一橋陣屋跡・韮崎宿本陣碑 ~ 韮崎駅(トイレ)  
・距 離 約13km
・集 合 JR韮崎駅前 9時50分
(下り、甲府駅 9:32 ~ 韮崎駅着 9:46)
(上り、小淵沢駅 8:58 ~ 韮崎駅着 9:23)
・解 散 韮崎駅前 15時30分頃
(上り、韮崎駅発 15:36・下り、韮崎駅発 15:56)
・参加費 会員300円 一般500円
・持ち物 弁当・飲み物・雨具・ウォーキングダイアリー・保険証・その他
・担 当 田中哲夫
・その他 【韮崎宿場町】
清水と塩尻とを結ぶ甲州街道の主要な宿場町として発展した韮崎、富士川舟運の物資の集散地、峡北地方の行政の中心として栄えたと言われています。その面影が今も韮崎宿本陣跡、一橋陣屋碑・馬つなぎ石などを残しています。
【富士川舟運】
富士川は明治末期まで、二百年間、甲斐と駿河を結ぶ太いパイプでありました。富士川舟運の船の発着場となる河岸(かし)は鰍沢・黒沢・青柳に設けられ、三河岸と呼ばれました。その中で鰍沢河岸は舟運の中心として栄えました。
釜無川は、韮崎宿までさかのぼる船があり(近番船)と言いました。近番船は、それらの上流から荷を積んで三河岸までに下り、そこで荷積み替えたのです。運ばれる荷の中心は、(下げ米・煙草・生糸、甲斐より駿河)(上げ塩、駿河より甲斐)言われました。富士川舟運が(塩の道)と言われたのもこのことです。
明治36年、中央線が開通による富士川舟運は衰退、昭和3年、富士身延鉄道の全通により200年余り続いた富士川舟運は幕を閉じました。参考(山梨県教育委員会)
西郡路シリーズにおいて、三河岸跡・高瀬舟(笹舟)・塩の蔵・葉煙草の集積地跡(倉庫町)等、富士川舟運で栄えた面影を垣間見ることができました。